鉄は熱いうちに打て

概念をおいしくいただきながら、とにかくどデカい感情をぶつけるオタクです。

(前編)コロナ禍で溜まったすべての感情がIDOLiSH7の単独ライブで一気に爆発しちゃった話

どうも、こおりおこです。

早速ですが、この度配信という形で参加させていただいたライブーーIDOLiSH7 LIVE BEYOND "Op.7”の話をしてみたいと思います。話自体が大きすぎて、ていうかごく個人的な話になってしまいましたが、もしよろしければどうぞお付き合いください。

 

まずは、IDOLiSH7 LIVE BEYOND "Op.7”、完走おめでとうございます!!!!!!!

2022年1月22日・23日、本当に最高に楽しかった。今回のライブにあたり、メンタルが爆発しては救われて、この記事を書いてる今はすごい清々しい気持ちでいます。心が浄化された。やっぱりアイナナは健康にいいですね。

 

きわめて個人的な話ですが、今回のライブを経て、「ああこれは

”誰一人取り残されないライブ”

だな」、と私は感じました。そして救われました。アイナナに救われた命はまさにここにあります。

なので、この「誰一人残されないライブ」というテーマを中心に、今回のライブについて書いてみたいと思います。

ー待ちわびたライブビューイングをキャンセルするー

今回のライブ、IDOLiSH7 LIVE BEYOND "Op.7”を簡単に説明しますと、この公演は「アイドリッシュセブン」(通称”アイナナ”)というコンテンツの中に、IDOLiSH7というアイドルグループの単独ライブである。ライブ公式サイトを用意しましたので気になる方はぜひ ↓ ↓ ↓

そしてこのライブは、さいたまスーパーアリーナにて現地開催・映画館でのライブビューング・ライブストリーミング(配信)、または海外のライブビューイングと配信も実施されています。それぞれの需要にピッタリと沿った公演ですね。世界中のアイナナファンが楽しめるなんて、海外勢としては大変うれしい。本当にお世話になりました。

そして前に書いたように、筆者は海外配信という形での参加となりましたが、元々はライブビューイング(以下、ライビュと略す)で参加するつもりでした。待ちわびたライブ、海外からでも映画館で大画面で楽しめる、なんておいしいライブだ!?と迷わずチケットをポチりました。現地参加は無理だけど、ライビュもそれなりに臨場感を感じれるから当然ライビュ一択!という考えだったので、配信のことは考えていませんでした(ごめんなさい)。

チケットを買ってまもなく、2022年を迎えましたが、そこから不安が一気に積み上げられた。原因はやはり、コロナの感染状況です。もはや今生きる全人類がわかる答え。年明け早々、日本限らず私の住む国の感染状況もひどくなってきて、「ライブの無事開催できるように、ライビュが中止にならないように・・・!」と、祈らない日はなかった。自分の日記をめくると、ほぼ毎日「今日も雲行きが怪しい・・・無事開催してくれ・・・!」という謎の落書きがありました。ライブの亡霊になりかけていましたね。

そんな悩んでいる中、アイナナ運営もたくさんの対策をしてくださって、有観客での開催を予定しているという告知がありましたが、これは本当に心強かった。ただし、ライブの開催、参加にはもちろん、皆それぞれの考え、事情があるわけです。

ライブ初日の未明、私は泣く泣くライビュのチケットをキャンセルしました。元からパッと映画館に行って、見終わったら真っ直ぐ帰る、というつもりでいましたが、家族のことや感染状況を考えて、映画館に行くことすら難しいかもと判断し、「行かない」という選択をしました。「しょうがないよ」と決め付けて諦めること大嫌いな自分にとっては、かなりの苦痛だ。けれど、これは本当にしょうがないんだ。

チケットの払い戻しをして、それから元々チケット代に当てるお金を、すぐに配信の2日通し券に注ぎ込みましたが、ライビュに行けないのやはり悔しい。悔しすぎて布団の中で泣きそうになった。

ーライブに行けない悔しさ、この2年間でもう十分知っているのにー

少しだけ話を逸らせますが、布団で泣きかけたことに自分もびっくりしました。そもそもどうしてこんなに悔しがってるのか。2020年の頭から、ライブにずっといけなかったじゃないか。ライブにいけない悔しさなんてもう十分味わって、そろそろ慣れてきたじゃないか。

いや、それは違う。ずっと同じ強度の連続パンチを、何度でも食らうのだ。

筆者はロックバンド界隈でもオタク活動をしていて、2019年にようやく日本へライブに参加できたのです。いわゆる遠征です。

あの頃は時間的にも、金銭面にも比較的に余裕があったので、何回か遠征しました。そこから2020年に入って、コロナでとうとう物理的に「行けない」状況になりました。しかしこんな状況でも、この2年間、大好きなバンドはライブ活動を続けようとしていて、配信ライブも何回か開催してくれてて、本当にそれ以上うれしいことはないけど、有観客ライブがあるたび、「自分は行けない」という現実にまた向き合わなきゃいけないのです。

これは行けない、あれも行けないという状況が2年間続くと、心もかなり磨り減っていく。配信専用のライブを観るたびに「わー!やっぱりライブは楽しいなー!」と、少しメンタル回復させていただいても、痛いものは痛い。

私のやれることは、新曲や円盤やグッズなどが出たら買う、そのくらいなんだし、それ以上でも以下でもない。なぜなら、それ以下だと好きな音楽に触れなかったら心はより磨り減るから。そしてそれ以上だと、今の私にはどうにもできない。一番肝心な「ライブ」はどうしても参加できないのだ。

そしてこれだけ悔しい思いをして、別ジャンルでも悔しさのパンチにやられる。なんていう学習しない人間なんだ私は。

やっと感染状況がだんだん落ち着いてきて、有観客ライブもライビュもちゃんとした対策があればやれそうな感じになってきたのに、「またこれかぁ」と嘆きながら今回も悔しさのパンチを食らう。

仕方なく諦めることはもう勘弁なのに、自分がライブというものが好きすぎたせいでまた辛い思いをするんだと、自分を責めはじめた。これもまた仕方が無いのだ。

ライビュを諦めたあの夜は、これから2日間観る配信のことすら、頭には無かった。

(中編に続く)